えっちな「やみのおうへのみち」
第6章 「運命の聖者――奇跡唱える終焉の少女」
少女は言い終わるが早いか、すばやくステップして俺との距離を一気に詰め、斬りかかってきた!
今回ばかりはどうしたらいいか分からない、というよりも、身体が反応することが出来ない。リュシアスの光の矢のような得体の知れない術ならまだしも、あの金属は確かに質量を持った物質だから、当たれば痛いに決まっている。俺は回避行動をとることもできず、低い姿勢から地を滑るようにして繰り出される、俺の首を狙った攻撃をただ呆然と見ていた。……さあ斬られてしまう!
今回ばかりはどうしたらいいか分からない、というよりも、身体が反応することが出来ない。リュシアスの光の矢のような得体の知れない術ならまだしも、あの金属は確かに質量を持った物質だから、当たれば痛いに決まっている。俺は回避行動をとることもできず、低い姿勢から地を滑るようにして繰り出される、俺の首を狙った攻撃をただ呆然と見ていた。……さあ斬られてしまう!