えっちな「やみのおうへのみち」
第6章 「運命の聖者――奇跡唱える終焉の少女」
「なるほどね、そういうこと、私は大体事情がのみこめたわ」
いつの間にか隣に立っていたリュシアスがつぶやく。
「あなた、どうもおかしい、普通の人間じゃないと思っていたのよ。なぜって、私の光の矢は邪心を持たない人間には効かないのだけれども、あんなに女の子に酷いことの出来るあなたに邪心が無いはずはないし、かといって邪心を持っているならば私の矢で死なないはずがない。でもさっきの説明で推理出来たわ。あなたは組織に人体実験をされていたのよね?そこの妹さんの話が確かなら。……きっと人体実験の一環としてあなたは何らかの改造され、あなたの倒した少女たちが用いるような毒、魔導の類が効かない、特異体質を手に入れているのよ。その代償として、あるいはその組織によって口封じの為に、記憶は奪われている、というわけ」
いつの間にか隣に立っていたリュシアスがつぶやく。
「あなた、どうもおかしい、普通の人間じゃないと思っていたのよ。なぜって、私の光の矢は邪心を持たない人間には効かないのだけれども、あんなに女の子に酷いことの出来るあなたに邪心が無いはずはないし、かといって邪心を持っているならば私の矢で死なないはずがない。でもさっきの説明で推理出来たわ。あなたは組織に人体実験をされていたのよね?そこの妹さんの話が確かなら。……きっと人体実験の一環としてあなたは何らかの改造され、あなたの倒した少女たちが用いるような毒、魔導の類が効かない、特異体質を手に入れているのよ。その代償として、あるいはその組織によって口封じの為に、記憶は奪われている、というわけ」