えっちな「やみのおうへのみち」
第3章 「漆黒の射手――聖弓煌く沈黙の少女」
いよいよ全裸に剥かれてしまった黒髪少女は、ただ目をつぶって自分の世界に逃避しているようだった。肉体は白く、なめらかで、今まで見てきたどのような陶芸品よりもつやつやしているようだった。性器は、たまに銭湯で見かけるような小さな女児の未成熟のそれと同様、無毛なのはもちろんのこと、ただ一本縦スジがきれいでもっちりした股間に刻まれているだけである。俺は強く主張したいのだが、小さな女児の性器こそ人類がもっとも大切にすべき芸術品ではないだろうか。あらゆる芸術家は真に美しいもの、究極に美しいものを探求し続けているが、本当に最後の神聖な芸術品は、なによりも身近な場所にある。すなわち、可憐な女児の下着の下に。