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えっちな「やみのおうへのみち」

第4章 「暗転の魔道――悪夢導く血の少女」

「それじゃあリュシアスや、俺がなんとかあのグラウンドにぽつねんと立っているか弱そうな美少女に話しかけるから、適当なタイミングに光の矢でも射ってくれ。本当にその矢、人間に効果のあるものなのか俺は知らないがな。俺が味わった限りじゃなんにも感じなかったが。それこそ懐中電灯の光が胸に当てられたのと同じような感じさ。まあでもきっとそれだけリュシアス、お前が自信を持ってるならきっとその光の矢も本当に実体を持っているんだろう。俺だけはどういうわけかその矢に痛みも質量も感じないんだろう。そういうことにしておこうじゃないか。……ところであの子を殺しちゃ困るぜ。だって俺はまだ人殺しは経験したことがないし、いつかは経験しなくっちゃとは思っているが、死体を陵辱することもまだ未経験で、当分やってみたいとは思っちゃいないんだから。なんとか行動不能にするだけの攻撃に留めてくれよ、それができないんだったら矢なんぞ射るのを止めてくれ」

とからかいつつ注文すると、

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