
あなたがいてくれたから。
第13章 口移しのチョコレート
「頑張りすぎんなつっただろ!」
「なっ、なんでここにいるの~(泣)」
「話聞けよ。」
「だって嬉しすぎて涙が止まら…」
「ったくッ!」
斗真君が強引にキスをしてきた。
「っん……ん…っ…ダメ…」
強引なキスは好きじゃない。
でも、おかげで斗真君がどれだけ
心配してくれていたのかが伝わった。
絡み合う舌の回数分。
「っん………っ…」
斗真君がキスを止めた。
「伝わった?」
「うん(泣)」
「それなら、よかった!(笑)」
「ありがとう…(泣)」
斗真君が笑ってこっちを見る。
