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あなたがいてくれたから。

第13章 口移しのチョコレート



「とりあえずあがって!」

「おっじゃましまーす!」

「ハーイ。」

「てかさぁ、元気じゃん。奈美。」

「そうなの!でも熱あるし…
 咳も出るし。
     一応病人かなっ?」

「ふーん。病名は?」

「気管支炎。」

「へー。」

「てか、あたしにキスしちゃ
 ダメだよ!移っちゃうでしょ?」

「えー。いーじゃん。移らないって」

「絶対ダメ!」

「ケチぃ…。」

あたしはすぐに
斗真君からのキス対策のために

マスクをつけた。

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