
あなたがいてくれたから。
第22章 To be continued.
「変態ってw」
笑いながら斗真君はキスしてくれた。
あたしはそれが嬉しくて涙がこぼれた。
「なに?」
「いや、あたしって最低な女だなーって。
こんなに幸せでいいのかな?って。
思い詰めちゃって。
ホント馬鹿だよね。ごめんね?
続きしよ!」
「そんな、奈美には
続きなんてできねーよ。
昨日の伝わってなかったわけ?」
「違うの。スッゴく伝わってきたよ、
でも、選挙終わってその日に
条例違反するアイドルなんて
最低なやつだと思わない?
自分で耐えられなくて
彼氏にすがるなんて最低な女…。
ホントに。」
涙が溢れる。
