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あなたがいてくれたから。

第5章 初恋の踏切

とりあえず声をかけなきゃ!

お礼を言うなら今しかない!!

あたしは、勇気を出して声をかけた。



「あのっ!高橋斗真さん…ですよね?!」



なんか、あたしファンの女の子みたい(笑)

男の人がこちらに振り向く



「ん?ぁ。奈美ちゃん?」



「ぁ!ハイ!お久しぶりです!
 ぁ、あの!先日の打ち上げでは
 ご迷惑をお掛けして……
    申し訳ありませんでした!」



あたしは、頭を下げる。

これで、一件落着ー♪♪



「そんな、大丈夫だよ。
 あの時は皆、酔っ払ってたしね。」


「すいません。私まで。」


「いや、大丈夫!奈美めちゃくちゃ軽かったしね!」



あたしが頭に?マークを浮かべると



「ん?奈美ちゃん、熟睡してて俺が部屋まで送ったんだけど覚えてる…?」



ッ!!!!!

「ぇ?!そうだったんですかー?!」

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