
あなたがいてくれたから。
第28章 わがままな流れ星
「もー!珠理奈笑うなー!」
あたしが珠理奈のことを軽く叩こうと
腕を上げたら
そのまま斗真君に
その腕を引っ張られて……
「…んッ……///」
力が凄い………
すごく引き寄せられてる。
てか、もうそろそろよくない?
長くない?!斗真君~(汗)
ーーーーーーーップハ
はぁ、長かった……。
加減っちゅーもんを
分かってほしいっつーの!
スイッチ入ったら
なかなか離してくれないのが斗真君。
「先輩長くないっすか?
よく、息切れしませんねー」
「そうか?普通じゃね?
なぁ?奈美」
「え?……ッハァ…知らない」
「ほらー、奈美さん
息切れしてるじゃないですかー」
「先輩の肺活量が異常なんすよ。
きっとー」
「そうか?」
「絶対そうですってー」
