
あなたがいてくれたから。
第28章 わがままな流れ星
そんな感じで王様ゲームは
進んでいき皆が楽しんでいる時に
事故が起こった。
それはあたしと雅樹さんとで
お菓子を取りに行ったときに起こった。
「ポテチとかでいいですかねー?」
「ぁ、いいんじゃないかな?
あと、甘いものとか。」
「んじゃあ、ポッキー持って行きますか!」
「だね。あと、飲み物だね」
「ですねー。」
「なに飲むかな?お茶と炭酸もってく?」
「ですね!」
あたしは雅樹さんと狭いキッチンに
背中合わせで話していた。
二人とも飲み物とお菓子を探すのに
夢中になっていて
狭いところなど意識もしていなかった。
その時に
「これなんか、どーですか?」
「ねね、エナジードリンクあったよ~」
二人とも同時に振り返ったせいで
バランスを崩した。
