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あたしは倒れそうになった

雅樹さんの手首をなんとか引っ張ったけど、

やっぱり、男の重くて…

あたしまで、バッタンキュー…。

なんだか唇が生暖かい。

結構勢い良く倒れちゃったから意識が……

そんなとき、珠理奈が駆けつけた。


「まだー？てか、すごい音したけど
　
大丈夫ー？えっ？！」


あたしはすぐさま雅樹さんから離れた。

珠理奈の「えっ？！」っていう反応で

ようやくわかった。


今あたし…雅樹さんと。



「珠理奈、ちがうの！
　ごめんなさい！ごめんなさい！」


「いや、奈美ちゃんのせいじゃないよ。
　事故事故！」

雅樹さんが起きあがっていう。