
あなたがいてくれたから。
第29章 心の端のソファー
〈翌日〉
「おはよう、珠理奈ー」
「ぁ、おはよー」
「昨日はごめんね。迷惑かけて」
「ううん、いいよ。あれは忘れよ?ね?」
「ぅん…。昨日あのあとどーなった?
あたしのせいで喧嘩とかしてない?
歩き方見ると幸せそうだけど。」
珠理奈はめずらしくがに股だった。
いつもはちょい内股なのに。
きっと、痛さにまだついていけてないん
だろうなー…って想像してたら
珠理奈は目を背けた。
少し頬を赤くして。
「へぇー♪」
「な、なに?!」
「いやぁ?楽しんだみたいでよかったよー
肉食系だった?」
「もぅね、ライオンになってた///
あんなにすごいとは思わなかったなぁ~」
「よかったじゃん。」
