
あなたがいてくれたから。
第29章 心の端のソファー
渡されたのは小さな小包だった。
なんかととってもいい匂いもするし。
開けてみると…
「わぁ!ぇ?香水?」
「そーそー」
「えー!ありがとう!
ちょうど欲しかったのー」
「それ、聞いたw」
「ぇ?話したっけ?」
「いや、珠理奈ちゃんからね。」
「あー。珠理奈か。
ねね、この箱の中に散らばってるお花、
これポプリでしょ?!」
「らしぃよ。」
「わー!おしゃれー」
「気に入ってくれて良かったよ。
奈美、この間あげたブレスレット
毎日肌身はなさずつけてるんだって?」
「ぇ?うん。」
「それよりも、気に入ってくれるもの
ないかなって探すのめちゃ困った。」
「ぁ、ご、ごめんね」
「いや、大事にしてくれててうれしいよ。」
