
あなたがいてくれたから。
第38章 桜の花びらたち
「だから?」
「斗真くんモテモテだから
浮気のっ………あっん」
浮気の1つや2つしてたんじゃないの?
って聞こうとしたら
あたしの1番弱いところを攻めて
斗真くんはクスクス笑ってる。
「…奈美。
ホント体の中は変わってないね
体は素直みたいだよ?
ご本人様の意思と違って。」
もーっ!
あたしも斗真くんが浮気してるなんて
思ってないよ!一ミリも!
でも、こんなに格好良いんだもん!
「斗真くん…やだっ…///
やっぱり浮気とか……あっ///」
続きが言えないーっ!
「この角度。
奈美弱すぎ。
俺覚えてるからね?
奈美の弱いとこ♡」
もーっ!そんな台詞を
耳元で吐息かけながらいうなーっ!
かっこ良過ぎるでしょ…///
「今。カッコイイとか思った?」
「っ…?!///」
「図星だな。奈美の思うことぐらい
分かるよ。それなら今日はドSな
斗真くんで、いこうかなー?」
「や…っあん///」
やだって言おうとしたらまた。
あたしはあなたに見つめられて
そんな甘いセリフ言われただけでも
クラクラしちゃうのに。
あたしが顔を赤くしていると
「やだなんて拒否権
奈美にはあーげないっ」
っ~?!///
かっこ可愛い!!!
しかもなんかかすれボイス?
耳元で……///
どんだけあたしを喜ばせたら
気が済むのかな
この人は…
