
あなたがいてくれたから。
第38章 桜の花びらたち
(今日)
「奈美、ぼけーってしてたけど
昨日のこと思い出してた?」
「えっ…?!」
見事に言い当てられました。
斗真くん見てたら昨日の事も
思い出しちゃって…///
「やっぱり。耳まで真っ赤にして
思い出すことなんて
あれしかないだろ。
奈美ちゃんは朝からエッチー」
クスクス笑いながら
あたしを見つめる彼。
「馬鹿じゃないの…。」
「まぁ、俺は今奈美のこと
脱がせたいけどね?」
「〜っ?!///」
「なーんてな。どーせまた
ダメっ!とか言うんだろー?」
そんな事を背中を向けて言う
彼が愛おしく見えた。
あたし自身同様もかなりあったけど
それよりもっと斗真くんと…
っていう思いが強かったのかな?
自然とこんな言葉を発していた。
斗真くんに、後ろから抱きついて
「ダメ……なんて言わないよ?」
「っ///?!」
今度は斗真くんが耳まで真っ赤。
