
あなたがいてくれたから。
第43章 君にヤラレタ☆
「・・・美・・奈美?」
はっと我に戻る。
「あ!ごめん。何も聞いてなかった・・・」
「だろうねー・・・
上の空だったもんな。」
「ごめんっ!」
「そんなに考え込んじゃうなんて
よっぽどのことなんだろ?何?俺に言えないことなわけ?」
「ぇ・・・そんなことはないけど・・・。」
「なら、言ってみ?」
な、何を言えば・・・・
って必死になっ考えていたら
「はぁ・・・。奈美ってばスクリーンの中じゃ演技上手いのにさ俺の前だと演技すらできないよな・・・ホントに嘘丸見えww」
斗真君は大笑いする。
もうっ///
いつもなら口悪く
反撃してたんだけど
今日は少し笑ってから
「そうだね・・・斗真くんには相変わらずダメみたい。」
「っ?!奈美らしくないそんな事言うなんて。」
斗真くんが凄く驚いてる。
「たまにはこんな日もあるのー♪」
そう言って私は眠りについた。
はぁ・・・一ノ瀬対策。
どうしましょ・・・。
