
あなたがいてくれたから。
第43章 君にヤラレタ☆
まぶしい・・・。
気が付くと・・・
「ん・・・?」
「お。気が付いた?」
ん?誰。気持ち悪くて目を細めるぐらいかできない。
「気分は?」
深い声。聞いたことあるような。
斗真くん・・・?
でも、違うような。
斗真くんの声はもっと芯があって・・・。
と、考えていたら
足音がこちらに近づいて止まった。
「はい。お水。」
やっとしっかりと見えた。
あたしにお水を渡してくれた人物は
「・・・・・一ノ瀬紘・・・。」
「なに?」
一ノ瀬さんはしれっとわたしにお水を渡す。
ってことは・・・ここ。
「ここ・・・って」
「俺の家。」
嘘ぉぉぉぉぉっ!?
「すいません。今何時ですか・・・?」
「今は11時半だよ?」
「えっ・・帰らないと・・・
・・っう・・」
「っ、大丈夫っ!?
トイレこっち!」
なんとかこらえろあたしっ!
