
あなたがいてくれたから。
第43章 君にヤラレタ☆
「…………
俺と、結婚して下さい。」
「っ?!?」
「絶対離さないし、離すつもりもない。
幸せにする自信しかないし、
この世界で奈美のことを幸せに
できるのは俺しかいないって
胸はって言える時が来たかなって
思うんだ。今回のこともだけど
ちゃんと俺のモノにしたい。
だから…」
斗真くんは一息つくと
「だから。俺と結婚して下さい。
必ず。必ず。幸せにします。」
「っ~///」
あたしは言葉も出ずに涙がひたすら
流れた。
「ちょい!奈美っ?!!泣くなって~」
「斗真くんのばかぁ~」
「え?!プロポーズしてからの
ひと言がそれ?!馬鹿なの?!」
「もー。ばかぁー。」
「可愛いから許すけどさー。
お願いだから泣き止んでくれよー。
なんもできないじゃんー」
笑いながら斗真くんはあたしのことを
力いっぱい抱きしめる。
「っはぁ……大好き。」
「俺も。」
「ぁ!でも今回のあの、一ノ「っ………ん///」
一ノ瀬の件は…って言おうとしたら
唇を塞がれた。
「今度そいつの名前言ったら
朝痛くて立てないぐらいシちゃうかんな。」
「~っ?!?///」
「わかった?」
「は、はい。」
もう二度一ノ瀬さんの、名前は言えないや。
