
あなたがいてくれたから。
第43章 君にヤラレタ☆
「それでよし。んじゃあ飯だ飯!」
というとご飯を食べだす斗真くん。
あたしもすっかり笑顔になり
「うん!」
と答え食べ始めた
食べ終えてからは二人でまったり過ごしていた。
自然とテレビを見ていたら……
「あ。」
「……。」
あ。今日放送日だったこと忘れてました。
しかもつけたところがちょうど
一ノ瀬さんとのラブシーン……って!
めちゃ辛いってば……
何かさっきまでとは打って変わって
最悪なムード。
ドラマがCMに入ると
いきなり斗真くんが……
「っん……///」
「………////………っんー…//」
「ねぇ。アイツとこんなことまでしたの?俺のモノなのに?」
「ん……ん……っ///」
「お仕事なんだも……っん…///」
「仕事以外の時もじゃないの?」
「っ?!んん…///」
やっぱり知ってたんだ。
斗真くん尖過ぎだよ……
キスの雨は止むことはなく
斗真くんはあたしが意見を言うことを
許してはくれなかった。
「でも、もう俺のモノだから。」
「んっん………///ハァ…っん」
「そうでしょ?なーみ。」
「うん…///っん……」
「良かった。」
と言うと軽々しくあたしを
お姫様抱っこで持ち上げた。
