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あなたがいてくれたから。

第9章 泣きながら微笑んで

「斗真君、あたし嬉しいの。
 別にね抱かれてもいいの。
   斗真君のこと大好きだから。」


俺は無言で真剣に聞いた。


「今日本屋さんで週刊誌に
      載ってたでしょ?」


「俺は信じてるよ。」


「うん。斗真君は優しいから
   信じてくれてるってわかってるよ。

 だけど…

 あたし、本当は恋愛禁止でしょ?
 でも止められなくて…。
 たっくさん考えたんだけど
 最初はやっぱり、別れた方がいいのかな
 って。思ってたの。
 でも、別れることなんてできなくて…
 
 だからね、決めたの!

 斗真君にはあたしが選挙で
 一位になったときに……

 朝まで一緒にいてほしいって。……///

  
 だってさ、
 そんな簡単に条例違反しまくってたら…

 アイドルとして
 なんか見えないものが失われそうで

 凄く怖いの。

 斗真君とは一緒にいたいのに。

 だからお願い。
 その時まで待っててくださいッ」

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