身代わり妹
第12章 新人
24週の検診。
ずっと高めだった血圧が正常値に落ち着いていた。
(……これもお姉ちゃんのおかげ…かな?)
診察室の窓から見える五月晴れの空に、姉への思いを馳せる。
エコー画面に映る赤ちゃんはかなり大きくなっていた。
タイミング良く、背中側を向いていた赤ちゃんがくるりとこちらに顔を見せてくれた。
「うわっ、俺に似てない?」
親バカ凌太がエコー画面に食い付く。
「……似てる似てる」
先生に夏実さんそれに私まで、3人の声がハモり顔を見合わせて笑った。
「なんだよー」
不貞腐れる凌太の肩を叩く先生。
「何かもう慣れたなぁ」
と呟き、エコー画面を独り占めしている凌太を見て笑った。
ずっと高めだった血圧が正常値に落ち着いていた。
(……これもお姉ちゃんのおかげ…かな?)
診察室の窓から見える五月晴れの空に、姉への思いを馳せる。
エコー画面に映る赤ちゃんはかなり大きくなっていた。
タイミング良く、背中側を向いていた赤ちゃんがくるりとこちらに顔を見せてくれた。
「うわっ、俺に似てない?」
親バカ凌太がエコー画面に食い付く。
「……似てる似てる」
先生に夏実さんそれに私まで、3人の声がハモり顔を見合わせて笑った。
「なんだよー」
不貞腐れる凌太の肩を叩く先生。
「何かもう慣れたなぁ」
と呟き、エコー画面を独り占めしている凌太を見て笑った。
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