
身代わり妹
第17章 【プレゼント】第二章・変化
「俺は……もちろん美優や凛たちの生活を守るために働くけど、それだけじゃない」
「……凌太さんは…ご両親もご自分もお金持ちですものね。働かなくても贅沢三昧出来る美優が羨ましいわ」
─────違う。
「美優は…贅沢な事なんて何もしてない。
でも俺は、散々苦しんで辛い想いをしてきた美優に、俺の全てを使い切ってでも楽をさせてやりたいと思う」
美優は、美姫と母親のせいでずっと金に苦しんできた。
なのに、あの時……
俺は…美優を助けてやれなかった。
美優は今でも田口との事で苦しんでる。
そうさせたのは、俺と美姫とこの母親だ。
だから、美優がこれ以上辛い想いをしなくていいように楽させてやりたいんだ。
「─────お義母さんは?」
真っ直ぐに美優の母親を見据える。
「お義母さんは、誰かのために何かしてやりたいと思わないんですか?」
「……凌太さんは…ご両親もご自分もお金持ちですものね。働かなくても贅沢三昧出来る美優が羨ましいわ」
─────違う。
「美優は…贅沢な事なんて何もしてない。
でも俺は、散々苦しんで辛い想いをしてきた美優に、俺の全てを使い切ってでも楽をさせてやりたいと思う」
美優は、美姫と母親のせいでずっと金に苦しんできた。
なのに、あの時……
俺は…美優を助けてやれなかった。
美優は今でも田口との事で苦しんでる。
そうさせたのは、俺と美姫とこの母親だ。
だから、美優がこれ以上辛い想いをしなくていいように楽させてやりたいんだ。
「─────お義母さんは?」
真っ直ぐに美優の母親を見据える。
「お義母さんは、誰かのために何かしてやりたいと思わないんですか?」
