
桜田組の組長さん
第2章 誘拐
「先生はちょっと用事があるから今日は自習にする。みんな静かに自習しとけよー。」
ガラッ
バタン
先生が教室からでた。
『っしゃー!!自習だー!!』
『遊ぼうぜー』
ガヤガヤ
「咲哉君、和馬君、桜田さん…ちょっとよろしいですか?」
濱田さんがこっちを向いてチケットみたいなのを渡してきた。
「なにこれ?」
「これは今週の土曜日に濱田家でするパーティの招待状ですわ」
「えっ?私も行っていいの?」
「当たり前ですわ。そうじゃないとこの招待状を渡しませんわよ」
「そっそうだよね…。濱田さんありがとう♪」
「どういたしましてですわ。…このパーティは私のパパの誕生日パーティですの。ですから、しっかりドレスアップしてきてくださいね」
「なるほど…。盛大なパーティなんですね」
「そうですわ♪いろんな国のお金持ちや大手会社の社長、首相などがこのパーティのためだけに日本へ来日いたしますの。だいたい100万人くらいの方がお見えになりますわ。」
「100万人!?…それはすごいな」
「はい♪ですから、しっかりドレスアップしてきてくださいね…時間なのですが夜9時にパーティを始めますのでそれくらいにいらしてくださいね。」
「うん!!わかった」
とっても楽しみになってきた
盛大なパーティだからドレスアップしないといけないなぁ〜
どんなドレスで行こうかなぁ〜
わぁー
すっごい楽しみだよ
「綾音、顔にやけてんぞww」
「だって、すっごい楽しみなんだもん」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
麗子side
ついに今週の土曜日に作戦開始ですわ。
覚悟なさい桜田綾音…。
咲哉君と和馬君の前で恥をかかせてやりますわ。
