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桜田組の組長さん

第2章 誘拐

咲哉side

あっと言う間に土曜日になった。

「お嬢ー?もう行くよー」

「はーい!!」

トットットッ

「お待たせ〜」

「お嬢遅い……///」

「どう咲?和?似合ってる?」

「とても似合っていますよ」


どうって…

似合ってる///
お嬢がかわいすぎてこっちが恥ずかしい////

薄いピンクのふわっとしたドレス。背中の黒い大きなリボンが特徴的で大人可愛いってやつだ。
長い髪もひとつの団子にして頭の上にまとめてある。

「ねぇ咲どう?」

「えっ…ああ…可愛いよお嬢」

「へへっ///ありがと」

ガチャ

『お嬢、車にどうぞ』

「うん!!」

バタン

お嬢が黒いリムジンに乗った。

和馬が近づいてきた。

「咲哉。お嬢に見とれてるのもわかるがしっかり護衛もするんだぞ?」

「はっ///わかってるって////」

「濱田のやつ、たぶんお嬢になにかするつもりだろうからお嬢を頼む。」

「えっ?うん…。まてまて、お前はお嬢と一緒にいないのか?」

「…一緒にいたいんだが、ちょっと濱田家のことで気になる情報があるんだ。だから僕はその真相を知るために別行動をする。」

「ふーん。大変だな」

「まぁな。」


「ちょっとー2人とも行かないのー?」


お嬢が窓を開けて叫んだ。


「今行くー」


濱田家で気になる情報があるってなんだろう?

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