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桜田組の組長さん

第2章 誘拐

咲哉side

ギュッ

「咲?」

「ごめんな。しっかり護衛出来なくて…。怖かっただろ?」

「怖いと言うより気持ち悪かった。でももう大丈夫だよ」

「さすがだなww」

抱きしめてくれていた手をどかして頭を撫でてきた。

「髪が崩れちゃうから〜ww」

「はいはいごめんなさいww」

和馬がいないから俺がしっかりしないとな!

俺は肝に命じた。



「なにこれ美味しっ」

「ん?ホタテか?」

「うん!!美味しいよ?咲もどう?」

「俺はいいよ。ホタテ苦手だから」

「えー美味しいのに…」

文句をいいながらホタテをパクパク食べている。


俺はジュースでも飲もっと。

そう思っていたら、

「咲哉君!!ジュースでもいかが?」

「おっ♪飲む飲む」

「はいどうぞ」

「ありがとう」

「桜田さんもどうぞ」

「ん?ありがとう」

お嬢はグイッとジュースを飲んだ。

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