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桜田組の組長さん

第2章 誘拐

和馬side

んっ?
今お嬢の声が聞こえたような…

「いや、咲哉がいる。大丈夫だ。」
声に出して自分に言い聞かせる。

『おい!!そこでなにしてる!!』

「…」


さて、とっとと終わらせるとするか。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
咲哉side

くそっ!!

倉庫に行ったけどいねーじゃねーか!!


俺は倉庫にたどり着いたがお嬢はいなかった。その代わりお嬢の靴だけがあった。

「ーっあの女!!!!!!!」


ピロリン♪ピロリン♪

携帯が鳴った。
和馬からだった。

なんだよ…
この忙しい時に!!

ピッ

「なんだよ和馬!!この忙しい時に!!」

「おい!!お嬢はいるか?」

「っ今さがしてんだよ!!」

「しっかり護衛しろって言っただろ!!なにやってんだよバカ!!」

「…っ」

「まぁいい。お説教は後だ。お嬢なんだが、濱田家の倉庫にはいない。」

「は?お前知ってんのか?どこだ!!どこにいる!?」

「熊田組の倉庫だ。場所はわかるな?ここから近い。だが時間がない。急げ!!」

ピッ

俺はすぐに熊田組の倉庫に行った。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
和馬side

「…おい。てめぇらの組の主はどこにいるんだ?」

意識があるやつの胸ぐらを掴み聞いた。

『くっ組長は屋敷に…いますっ……ゴホッ…コホッ……くそっ…こんなガキ1人に負けるなんて…』


「こんなガキ1人の面を5人いたのに誰も殴れなかったなんて…弱い組ですねww」

ガンッ

『…』

顔蹴っただけで気絶した…。
ほんとに弱いな。


「さて、熊田組へ行きますか。」


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