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桜田組の組長さん

第2章 誘拐



『うわぁでけぇリムジン!!』
『すげぇ、初めて乗った!!』
『うわっ、動いた!!』

新人たちが車内で騒いでいる。

そう言えば新人の中に2人、女の人がいたっけ?

どこにいるんだろ?

キョロキョロ

「え〜俺?俺はぁキミみたいな子が好きだよ」

『キャー』
『ねぇあたしはあたしは?』

私の隣にいた。

咲哉の両腕に女の人がいる。

…咲哉また女の子とイチャついてる。

「キミも好きだよ」

『『キャー』』

隣でキャーキャーうるさいんだけど!!

私は本を読んでいる和馬の方へくっついた。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
和馬side

ギュッ

お嬢がいきなり抱きついてきた。

「お嬢どうしました?」

「…咲たちがうるさい」

「?…あー、また咲哉遊んでるんですね。」

「うん…。隣でキャーキャーうるさい」

バカだな咲哉。
お嬢がいる前でしかもお嬢の隣で女の子たちと遊ぶとか…

「お嬢、窓側にきます?」

「うん…。景色見たい」

僕とお嬢は席を代わりお嬢が外の景色を見ていた。

「…綺麗ですね」

町の明かりがキラキラしていてとても綺麗だった。

「うん!!すごく綺麗」


よかった。
お嬢が元気になって…。

僕はホッとして本を読んでいるとお嬢がまた抱きついてきた。

ギューッ

「お嬢?」

「和っていい匂いするね♪」

「そうですか?」

「うん!!すごく安心する」

お嬢はそう言って僕から離れまた外の景色を見た。


…お嬢、それは反則ですよっ//

可愛すぎです////



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