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桜田組の組長さん

第3章 お友達?

和馬side

「わかりませんね〜。お嬢は僕になにを止めさせたいんです?」

僕はしつこくお嬢に聞いた。

「グスッ…んっ…いじわるっ」

ヤバい
泣かせてしまった!!

僕はお嬢の胸を触るのを止めて、お嬢の頬に両手を添えて慰めるように優しく言った。

「すみません。お嬢があまりにも可愛かったのでつい、いじめてしまいました。泣かないでくださいお嬢。」

「…グスッ…もう…っ…しないでね……眠いから抱きしめて」

『抱きしめて』って…
僕の身にもなれよな…。

「はい。…お嬢おいで」

僕は両手を広げた。

「…うん。」

ギュッ

お嬢は素直に僕の腕の中に入ってきた。

…はぁ
お嬢と抱き合ったことしかないよなぁ〜。

あんな状況だったけど咲哉が羨ましい。

くそっ!!

ギュー

「…和っ…くっ…苦し…い」

お嬢が僕の胸をトントンっと叩いてきた。

「あっ…すみません。大丈夫ですかお嬢?」

「…ハァハァ…私は大丈夫…だけど……和どうしたの?なにかあったの?」

僕としたことが…
情けないな。

「いえ、なにもありませんよ。」

「…嘘ついてる。和、どうしたの。言って?これは命令だよ。」

やっぱりお見通しか。

「お嬢には敵いませんね。…お嬢は僕のことどう思っていますか?好きですか?僕はお嬢のことが好きです。」

「えっ……私も和のこと好きだよ?」

「それは仲間として『好き』と言う意味でしょう?僕の場合は『好き』の意味が違います。」

ドサッ

僕はお嬢を押し倒した。

「へっ!?…ちょっ!!……あっ//」

お嬢の首筋にキスをした。

「お嬢…好きです。」

チュッ
チュッ

「あっ…ん…か…和////」

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