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｢おはよー真理子｣

｢おはよっ真理子さん♪｣

｢おはようございます真理子さん。｣


｢３人とも遅いじゃん!!ご飯冷めちゃうから!!｣

この女の人は真理子。龍と一緒で昔から屋敷にいる人。料理が得意でここではご飯を作ってもらっている。普段は優しいが怒ると怖い。

｢ごめんごめんww…今日はなに？｣
｢今日は鮭の包み焼きでーす!!…早く座って!!みんな綾音ちゃんのことを待ってるんだから｣

｢わかった!!｣

ｶﾞﾀ

私はいつもの席についた。
全部で５０名の仲間たちの顔が一斉にこっちを向いた。

｢みんな待たせてごめんね｣


『お嬢ー遅いっすよww』

『待ちくたびれましたよ〜ww』

などと、仲間たちが笑いかけてくる。
この笑いで食卓の場がパッと明るくなった。


｢よしっ！それじゃっ…いただきまーす!!｣

『『いただきまーす!!』』

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

ｶﾁｬ
ｶﾁｬ



私はなんとなく周りを見渡した。

ずっーとこんな日常が続けばいいのに…。

そんなことを笑っている仲間たちを見てふと思った。

｢お嬢？さっきから箸が進んでいませんけど体調悪いんですか？｣
和馬が心配そうに話してきた。


｢へ？…あっいや大丈夫だよ｣

｢…このような日常が続けばいいですね…。｣

｢！？私が思ってたこと、なんでわかったの？｣

｢長年お嬢と一緒にいますのでお嬢の考えていることぐらいはわかりますよ。｣

｢そうなんだ!!すごいね｣

｢いえいえ。…お嬢ご飯粒が付いておりますよ？｣