
されたい
第2章 初恋の続き
仕事が終わり、家に着いて、まず携帯を手に取った
渡された名刺に書かれているメールアドレスと電話番号を登録し、メールに私の携帯番号を書いて送ってみた
5分後----
ピコンピコン
あっ、きた!
メール内容には、「電話かける」と書いていた
えっ、心の準備ができてなーーー…
プルルルルップルルルルッ
わ、ほんとにかかってきた…!
心臓がバクバクして潰れそうなくらいだった気持ちを抑え、ひと呼吸をついて、電話にでた
「もしもし…?」
「あ、千夏…?俺、晃だけど…」
「分かってるよ…今、仕事終わったの?」
「ああ、今、家だよ。てか、千夏から…本当にメール来ると思わなかったから…嬉しい」
「わ…私もだよ…っ」
携帯越しに、晃くんに心臓の音が聞こえてるんじゃないかと思うくらいに心臓の音がうるさかった
