
されたい
第1章 近所のお兄ちゃん
数分後して、笑い声がまた大きくなったと思い、廊下にでてみると、リビングでご近所さんと楽しそうに喋っている母の声が聞こえた
春香は、ふぅ、と溜め息をついて部屋に入ろうとした
その時、「おっ、いたいたー♪」と言いながら、春香の前に現れたのは、さっきのイケメンだった
「なんです……」
なんですか、と言いかけていたとき、その人はズケズケと春香の部屋に入り、机の傍のベッドに腰掛けた
「知らない人なのにやめてください」
「あー、知らない人ねー…フッ 俺は蒼太(ソウタ)っていう名前ー。よろしくー。」
「そう言う問題じゃな…」
「なんでもいーじゃん」
その言葉にムカっとした春香は、
「大声出しますよ」
と言って脅そうとした
