
されたい
第1章 近所のお兄ちゃん
だって、この人さっきと全然態度が違う…
性格も優しそうで親切そうな顔立ちなのに、こんなに見掛け倒しだったなんて…
春香はとにかく早く出て行ってほしかった
「おっと、俺は君のお母さんに頼まれたんだよ?」
「は?」
「君のお母さんが、『あの子、宿題分からないって言っていたのにできるのかしらね〜。あ!蒼太くん、教えてきてあげてもらえないかしら〜?!』ってね♪」
「……」
あンのお母さんめえええ……
「とにかく、私は大丈夫なんで、出てってください」
「ん〜どーしよっかな〜
君、さっき俺をみて舌打ちしたよね〜?」
「…してません」
「目が合ったよね〜?」
「…合ってません」
「へ〜え…嘘つくんだあ…
お仕置きが必要らしいねえ〜?」
「きゃっ!?!?」
