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君のすべては俺のもので

第1章 出逢い


クローゼットの中から薄桃色のレースがついたワンピースを取り出す。

すると自然に目に入る台本。

私は小さいころから演技が好きで。

将来の夢は大女優って決めていた。

なれるほどの才能もあったから。

でも、

人前に出るとどうしても緊張してしまって。

いつもの演技ができなくて。

何度も、オ―ディションを受けるもすべて落ちてしまって。

だから、

決めたの。

もし。

今度のオーディションで落ちたら私は夢を諦めるって。 

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