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第3章 ハプニングバー行ってきた03~いざ入店

またしばらく話をしているとトイレに行きたくなってきた。
この時すでにお酒をガバガバ飲んでいたので、ほろ酔いだった。

「ちょっとお手洗い行ってきますね」

「どぞー。あっちの奥にありますよ」
さすが常連。よくわかってる。

さっそくトイレを催しながら席の様子を振り返る。

同じ席に居た女性は23歳で背の低い可愛い系の明るい女の子。Aちゃん。

そしてあと二人の男性。
一人は私より年上だろうか。落ち着いた雰囲気で場の空気を読むメガネの男性。仮にメガネさんとする。

もう一人はたぶん私よりも年下。
でもこちらも落ち着いていて見た目ほどに若々しさがない。良く言えば大人びた感じの茶髪の男性。仮に茶髪さんとする。

みんなかなりの常連臭を漂わせていて、私のドリンクがなくなったら男性陣がすかさずメニューを持ってきてくれたり、カウンターまで行って注文してくれたり。

他にも会話のところどころに細やかな気配りが感じられたりして、メガネさんも茶髪さんもとても紳士的な人だった。

…Aちゃんと私はまるでお姫様のような待遇だな。
そう思いながらトイレを済ませて席へ戻ると――

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