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第1章 ハプニングバー行ってきた01~変態の芽が出るとき

「いらっしゃいませ」

扉を開けると、落ち着いたトーンで話す細身の女性が私達を出迎えた。

店内を見渡してみると、暗く、赤い照明が所々を照らし、妖艶な雰囲気が漂っている。

壁には、鞭やらロープなどがまるで芸術品のように壁に飾られていて、それだけを見れば、拷問室に来たかのような気持ちにもさせられた。

座席は4人くらいが座れそうなボックス席が3つ。

その奥にSMショーをやるのであろうステージがあり、客席はすべてそちらが見えるようになっていた。

ちなみにステージにはポールダンス用のポールと、天井から縄をかける用の頑丈そうなフックがかかっているだけの、シンプルなものだった。


なんだここ。


まるで異空間。
エロスのカオリがプンプン漂っていた。

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