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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

「はぁ~仕事後の一杯は旨いね!」


「はは…詞、おっさんみたいだぞ!」


「メンズだからね~!」


「そこまで、合わせんなよ!」


屈託なく笑う、柴多。


あれ…大丈夫かな?


つくねや揚げ出し豆腐もテーブルに並び、堪能しながらお互い普通に話す。


「こないだ、荒木に合ってさあ~。」


「えっ!マジ!荒木くん元気~?」


荒木くんは同期で、柴多と並ぶくらい仕事が出来る。


路面店で、活躍してると聞いたけど。


「元気!元気~!こんど独立するんだってさ!」


「えっ!ウッソ~凄いじゃん!」


若いのに…自分の店持っちゃうんだ。

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