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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合


「ただの親友なんて思ってない…。」


「はぁ…私も一番大事な…親友だよ…。」


柴多は、目を細め


「違うよ…そんなんじゃない。詞…俺にとって、一番大事な女性なんだよ…。」


「女友達で…いいじゃん…。」


「あの時だって…好きでもない女を抱いたりしないよ。」


「やっ…。」


自分の感情のコントロールが利かない。


「好きだ…。誰にも…高橋にも渡したくない…。」


「柴多…。」


痛い…胸が無性に痛いよ…。

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