テキストサイズ

そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

何だろう…高橋さんが起こした行動が、少しずつ当たり前の日常を壊し始めた。


それか奥底に隠されていたものが、噴き出してきた。


真っ直ぐ伸びていた糸が、其々複雑に絡み始める感覚。


尋常じゃなく、恐怖心が沸いてくる。


「帰ろう…。」


柴多は私の握ってた伝票を持って、会計にしに行く。


「あっ…何…でぇ。」


高橋さんのキス。
柴多の告白。


私は、頭がぐちゃぐちゃになっていった…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ