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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

入社前から、業界でも有名な榎田部長。


店長だった頃は、私はまだ学生だったけど、お店の前を然り気無く通っては盗み見をしていた。


雑誌も購入して、榎田部長のスタイルを勉強をした。


憧れて憧れて、このブランドに入社出来た時は、片隅からでも出会ってみたいと願ってた人が、今目の前に居る。


「宮脇ちゃん…ちゃんとやってよね!」


高橋さんが、叱咤するように言い放つ。


そうだ…しっかりしないと!


高橋さんも榎田部長に恩義があって、それを返したいが為に、私を巻き込んだ…。


それには、まだ納得はしてないけど、ブランドや榎田部長のお役に立てるなら、ここは失敗しちゃいけない!


「解ってる!」


私は、いつにない緊張感で、コーディネートを始めた。

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