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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

「はぁ~。」


「詞…今の話しってこないだの…。」


ギックゥ~!
一難去ってまた一難!


でも、キスは免れた。


「あっ…そう、ロケの時の話しだよ。」


「高橋さん…迎えに来たんだ。」


うっ!
柴多、結構根深いタイプなんだ!
知らなかった~。


「とにかく、もう遅いからさ、また明日ね!本当に有り難う!」


逃げる様に、去ろうとしたら


「詞っ!さっきの事、考えておけよ!」


そう、背中に投げつけられた。


さっきって…付き合う云々だっけ。


あぁ~!!
どうしたらいいのか解らない!!


でも、断ったら柴多がまた何か、してくるかもしれないし。


グチャグチャする~!!


「う、うん!分かった!」


今はアパートに帰りたくってそう言ってしまったけど、恐ろしく後悔した…。




正に、先に立たずだったけど…。

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