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お嬢様のえっちな遊び

第6章 慈愛の歌に童子のラッパ

囁かれる男の悲惨話も少し間だけで次第に誰も話さなくなった

アルフレドはと言えば口数は減ったが何事もなく働き以前のようにエリスとエリスの家に仕えていた

どうせ行くあてはなく、いかに忘れたい場所であろうが食いっぱぐれること以上の絶望はない

過去よりも飯
エリスはあれでいて人情家で給金はかなりよかった



親の顔を知らず
男娼として生き
その主人に捨てられた

愛情に飢えた男が
女の愛に甘えて一心に愛するも
その恋人には逃げられた

表面上は変わりなくともアルフの心中は荒れ地のように乾いていた

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