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コネクト

第1章 【第一章】求め、そして枯れる。

風がつめたい。雨の匂いがする。
コンクリートが湿気につつみこまれる。

空はこんなに青いのに…

駅のホームで八雲(やくも)は傘を忘れたことに気付く。
(あー…コンビニでビニール傘買おうかな)
仕方なく駅から飛び出し、コンビニへ入る。
八雲はため息をついた。
(最近コンビニにビニール傘がないなあ…どうしよう)
こればかりは、と思った八雲は仕方なくはきなれないヒールをはいたまま家を目的にして走り出す。

しばらくすると、足が痛くなってくる
(痛たたた、靴擦れだ…)
八雲はしょんぼりとした雰囲気を自分で感じた後、はあ、とため息をもう一度ついて我慢しながら家へ走った

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