
コネクト
第2章 【第二章】雪の行方
我慢できなくなり、八雲は地面に転げ落ちた。
ついてないなあ…
これからどうしよう
八雲は空を見上げるとさっきまでの晴れた空は灰色に染まっていたことに気付く。
しばらく上の空になっていたら、ついに降ってきた。
はっと気付くように八雲は立ち上がる
『いたっ』
信じられないほどの激痛に八雲は思わず声を上げた
すると何かが聞こえた
『ん?こんな天気なのに路上ライブ?』
アコースティックギターの音が今までのざわつきを落ち着かせる
演奏が終わり、弾いていた人のギターケースに五百円玉をこつんっと一枚入れた
『五百円玉をケースに入れるほど綺麗に聞こえましたか』
この人はたぶん年下だ
『うん、音が響いてたよ』
八雲はとまどいがちに微笑み、そう言った
『日本の気候は楽器にはあまりよくないんです、それに今日みたいな雨の日は…』
彼は発言と共に悲しそうな目をした
八雲はなんとか励まそうとあわててフォローした
『うーん、でも…気候もそうだけど関係ないと思うな。どんな気候でも弾いてる人が綺麗に弾いてればそれはそれでちがう音の良さがあるじゃない』
八雲もここまでいい言葉が出るとは思ってなかったので内心少しだけ得意げになった
『………』
彼は黙り込んだ
八雲はあー私何1人で語ってるんだろうと反省し、頬を赤くそめ、俯く
ついてないなあ…
これからどうしよう
八雲は空を見上げるとさっきまでの晴れた空は灰色に染まっていたことに気付く。
しばらく上の空になっていたら、ついに降ってきた。
はっと気付くように八雲は立ち上がる
『いたっ』
信じられないほどの激痛に八雲は思わず声を上げた
すると何かが聞こえた
『ん?こんな天気なのに路上ライブ?』
アコースティックギターの音が今までのざわつきを落ち着かせる
演奏が終わり、弾いていた人のギターケースに五百円玉をこつんっと一枚入れた
『五百円玉をケースに入れるほど綺麗に聞こえましたか』
この人はたぶん年下だ
『うん、音が響いてたよ』
八雲はとまどいがちに微笑み、そう言った
『日本の気候は楽器にはあまりよくないんです、それに今日みたいな雨の日は…』
彼は発言と共に悲しそうな目をした
八雲はなんとか励まそうとあわててフォローした
『うーん、でも…気候もそうだけど関係ないと思うな。どんな気候でも弾いてる人が綺麗に弾いてればそれはそれでちがう音の良さがあるじゃない』
八雲もここまでいい言葉が出るとは思ってなかったので内心少しだけ得意げになった
『………』
彼は黙り込んだ
八雲はあー私何1人で語ってるんだろうと反省し、頬を赤くそめ、俯く
