
イケメン部とあたし
第3章 イケメン(茶会)部
数分後、本当に私はお風呂にいた。
詳しく言えば脱衣所、だが。
「…さあっ、脱いで」
「へっ!?」
む…
無理無理無理無理!!!
「…仕方ないな」
え、何が!?
「アイツ等なら、2.3時間帰ってこないから。ね?」
いやっ。”ね?”の意味がわからない。
涼くんは私が暴れるのを前に、私の服を脱がした。
「はい、ばんざーい」
「なっ!」
私子供じゃないですけど!?
そう思った時にはもう遅かった。私は―――
――裸になっていた。
「…よしっ、いくよ」
もう一度私を持ち上げて、涼くんは風呂場に入った。
