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貴女の希望に応えます

第2章 朔夜への指名・玩具編

「へー、今日の指名は若いな」

携帯に送られてきた指名書を見ながらそう呟く。
どうやら、今日の相手は19歳の女。大人しそうな顔をしているが……見掛けに寄らずアブノーマルが好みらしい。

「玩具で虐められたい、ねぇ。そうとうのMか?」

そんな風に思いながらもニヤケてる俺がいる。
地味な女ではあるが、磨けば光タイプだろう。一体どんな風にしてやろうか。
そんな気持ちで頭がいっぱいになる。

「まぁ、時間までまだあるし、道具の準備でもするか」

そう言ってたから携帯をポケットに突っ込みソファーを立つ。
俺の仕事は客の望みを何でも聞くこと。
報酬が金で前払いされてるからな。仕事はきっちりこなす。

だが……こんなに若い女が来るのは珍しい。
しかも、望みがエロい内容だとはな。

「ま、客の事情なんか関係ねいし楽しませてもらうだけだがな」

割と上機嫌でそう言い、店にあるあらゆる道具を今夜来る女が泊まる部屋へと持って行く。
どんなのが好きかは流石に分からないからな。

そうこう試行錯誤しているうちに電話が鳴る。
どうやら、早速お出ましのようだ。

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