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貴女の希望に応えます

第2章 朔夜への指名・玩具編

部屋のドアを開けると、腕を引かれオドオドしている客に中にはいるよう促す。
すると、既に火照っていた顔を更に赤らめながら中へと入っていった。
それを見届けてから俺自身も部屋へ入り開けたばかりの鍵を閉める。
そうすると、またガチャリという音が聞こえた後、沈黙に満たされた。

「さてと、どうする? すぐにヤるか?」

棒立ちで硬直する女に近づきながらそう告げれば「はい」の代わりに小さく頷いていた。
了解を得ると女をベッドへ押し倒す。
それだけのことなのに、女の体は熱くまるで誘うかのように瞳は潤んでいた。

「あー、一応聞くけど、アブノーマルなことがしたいんだっけ?」

女の方を見ながら問えば、露骨に目を逸らしながらも頷いていた。
正直、これだけの会話でここまで初々しい反応をする客も珍しい。
普通な望みならなくもないが俺を指名する女は大体、男女の行為に慣れた奴が多いんだ。

そんなことを脳裏で考えながらも了解を得た直後には首筋に舌を這わせた。
色んな道具でとの望みだったから挿入することはないだろうが、どちらにしても女を濡らすことは絶対事項だ。

「ぁっ……」

首筋を舐めただけにも関わらず女は声を漏らす。案外、感じやすい体質なのか? 
そう思いつつも首筋から胸の方へ降りていき、ブラジャーのホックを外した。
すると、それが分かったのか女はビクッと体を動かす。

だが、俺は気にすることもなくブラが外れて露わになった白い胸に舌を這わせた。
ゆっくりと舌で転がすようにしながら、女の乳首を舐める。
それだけで、固くなるのが舌から伝わってニヤリとしてしまう。

「んんっ……っぁ……」

少しずつではあるものの女も気持ちが良いらしく声がうわずってくる。
それを聞きながら、更に舌で胸の先端を舐めたり時々甘噛みするようにしながら愛撫していく。
同時に開いている手でもう片方の先端も摘んだり引っ張ったりしながら女が気持ちよく鳴く場所を探った。

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