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深く愛して 。

第1章 出会い


家を出て、
安心する。

でも体は恐怖で震えていて…

「先生…久美家帰ったら絶対暴力ふられる…

怖い…怖いの先生…助けて。」

無意識に助けを求めてる。

しかも“男”という
わけのわからない生き物に。

先生「太田…大丈夫だ。
今日は俺ん家に泊まるといい。

俺が傍に居るから。」

ぎゅっていう言葉が当てはまる。
そんな抱きしめ方をしてくれた。

先生は久美の震えが止まるまで

ずっとこうしていてくれた。

初めての感覚。

人の温もりとはこんなに暖かいものなのか…
知らなかった。

ねぇ先生?
久美、先生のことだけは信じたくなったよ

今までこんなに
久美のことで動いてくれる人居なかった。

仕事だからかもしれない。


だけど今日。
先生のことが好きになりました。

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