
深く愛して 。
第1章 出会い
二人で久美の家に向かう
~ピンポーン~
父親「どなたですか?」
先生「ご無沙汰しております。
お宅の娘さんの担任になりました櫻井です。
お話があるので家に上がらせて頂いても構わないでしょうか?」
父親「あ、大丈夫ですよ。
開いてるんでどうぞ。」
先生「失礼します」
一緒に家に入る。
父親「なんだ。お前も居たのか。」
いっきに不機嫌になるのがわかる。
怖い。
先生「娘さんの顔にできてるアザ。
あなたがつけたそうですね。」
父親「それがなんだ?
コイツが悪いことをしたから叱ったのが叱りすぎただけですよ。」
先生「では今後こういうこと無いですか?
もしこれから娘さんに暴力をふるうということがあれば俺は
娘さん…いや太田を保護しようと思ってます。」
私は黙っていることしか出来なかった。
怖い…怖い…
体が震える。
きっと先生が帰れば
どうして言ったんだって暴力をふるわれるに決まっている。
先生「では失礼します。娘さんは授業があるので連れて行きますね。」
そうやって二人は家をでた。
