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# 2011

第3章 ユーティリティーチーム

チームは、領楽が保有している、アパートよりも、少し広めの建物に、帰ってきた。
深夜の道路に、青の車を走らせてきたのだった。
この建物を造ったのは、褒得である。
領楽が、建物のマップを、作成し、褒得とその仲間が、造った。
褒得は、メカニッカーである。
見かけによらず、頭良しなのである。
しかし、保有しているのは、領楽だ。
ナゼなら、この建物を、造る事を、提案したのは、彼だからである。
いつしか、チームの、たむろう所となっていた。
領楽と、レオンハルトと、果歩と、褒得はクラブで知り合った仲だ。
雰囲気が、オトナのクラブだった。
クラブで、意気投合し、チームを作ったのだった。
都内の建物の中で、イスに腰を預け、褒得が、喋る。
「ナンパかと、思ったら、火、水、土、風のカオスとはな。初めて見たから、よく、分からんかった。目が、クエスチョンマークだ。」
領楽が、思わず、言葉を飛ばす。
「なってねーけどな。」
褒得が、これに、リアクション。
「ハァ!?それ、言う!?」
アホな彼を、横目に、他の3人も、イスに腰を預けた。
一息空けて、領楽が説明する。
「とにかく、カオスを、説得しなければならない。何をするかだな。」
これに、レオンハルトが、一石を投じる。
「オマエら、あれが、火、水、土、風のカオスだと、信じているのか?笑っちまうよなー。マンガみたいなコト、言ってんなよ。」
領楽が、レオンハルトに、オフェンシブ的な言葉を、ほとばしらせる。
「ああ・・・?どういう事だよ・・・?」
彼らが、目で、セカンドバトルを交える。
これに、果歩が、セーブを、リピートする。
「だから、やめろっちゅーの!!」
この一言で、雰囲気が、整ったのだった。

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