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恋のハードル高し!!(に)

第1章 予兆

三國先輩とはどうなったかと言うと、案外あっさりしていて『やっぱりくっついたんだね』と……。

『おめでとう……でいいのかな?あぁ、俺もちゃんと別の子見つけるから、気にしないで?』と笑って祝福してもらったのに、逞はそれでも三國先輩を敵視しているらしく、三國先輩と会う場所では私を隠そうとする。


独占欲剥き出しで可愛いんだけど、ちょっとめんどくさい。


人生においての『初デート』が先輩だからなのかな?

自分が『初カレ』何だからそれでいいじゃんって思うけど、余計な事言ってゴタゴタするのもなんだから、あえてスルー。


三國先輩はタブーって事で処理をする私なのだ。


「すみれ、今日もカエルから逃げたんだよ!!本当しつこくて……」


「そうだったの?」


すみれは嫌そうにはしてないから、くっつくならきっついて欲しいけど、何となくすみれ待ちをしている。

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